|
《米》郵便番号, ZIPコード
ZIPコードはアメリカ合衆国郵便公社(USPS)が使用する郵便番号制度である。''ZIP''という文字は Zone Improvement Plan の頭字語で、正式には大文字で書くが、同時に高速でものが移動する動作やその音を表現する英単語 zip とかけて、差出人が住所に郵便番号を用いることで郵便がより能率的に、従ってより速やかに届けられることを示すために選ばれた。基本的な形式は、5つの数字からなっている。拡張 ZIP+4コードは、5桁のZIPコードにハイフンと追加の4桁の数字が加わるもので、基本のZIPコードを単独で用いるよりも詳細な場所を指定することができる。「ZIPコード」という言葉は、当初、郵便公社によりサービスマーク(商標の一種)として登録されていたが、現在では登録期限満了となっている。 ==背景== アメリカ合衆国郵政省(USPOD)は1943年に広域都市に郵便区画を実施した。例えばこうなる。 :Mr. John Smith :3256 Epiphenomenal Avenue :Minneapolis 16, Minnesota 16はミネアポリス市における郵便区画の番号である。 1960年代初頭までに更に多くの一般的な体制が必要となり、1963年7月1日、強制力を伴わないZIPコードが全国に告知された。郵便局の従業員であったは、ZIPコードの父と見なされている。彼はであった1944年に提案を行った。ムーンは ZIP コードの先頭 3 桁のみデザインを任され、それは各々が(sectional center facility、SCF、sec center とも)に対応するよう作られた。つまり SCF はこうした3桁の数字で表現される中央郵便処理機関である。SCFはZIPコードの最初の数字3つのついた郵便局全てに郵便を分配している。郵便はZIPコードの最後の数字2つによって分配し、早朝に対応する郵便局に送られる。集中局では郵便は配達せず、一般には公開されず(庁舎には一般公開された郵便局が入っているが)、殆どの労働者は、夜間勤務で雇われている。郵便局で回収した郵便は、午後に地域のSCFに送られ、そこで郵便は夜間に分配される。広域都市の場合、最後の数字 2 つは、以前の郵便区域番号と符合していて、従ってこうなる。 :Mr. John Smith :3256 Epiphenomenal Avenue :Minneapolis, Minnesota 55416 1967年、こうした数字は、第二種郵便と第三種郵便に義務付けられ、この制度はまもなく広く採用された。アメリカ合衆国郵政省はZIPコード利用を広めるのにキャラクター(Mr. ZIP)を利用した。一束の切手に「ZIPコードを使おう」というような標語と共に印刷されることも珍しくなかった。奇妙なことに郵政省はZIPコードを広める切手を発行した1974年、Mr.ZIPは使われなくなった。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ZIPコード」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 ZIP code 」があります。 スポンサード リンク
|